ソフトB 来日遅れのデスパイネにレギュラー確約せず

[ 2019年3月2日 05:30 ]

ソフトバンク・デスパイネ
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 ソフトバンク・森浩之ヘッドコーチ(54)が1日、ビザ発給が遅れチームに合流できていないアレフレド・デスパイネ外野手(32)について、レギュラーを確約せず、外国人枠を争わせる構えを示した。2月はカリビアン・シリーズに出場し試合勘は問題ないとみられるが、チーム合流後のオープン戦での結果を求めた。

 日本でプレーした5年間で118本塁打を誇る大砲にも、競争を課す。ヤフオクドームを訪れた森ヘッドコーチは、来日が遅れているデスパイネについて言及した。

 「これだけ外国人がいるのは本人も分かっている。(外国人枠は)4つしかない。デスパイネも(競争の)対象選手だよと、確認しながら話したい」

 当初は2月中にチームに合流予定だったが、ビザの発給が遅れ合流は3月10日前後にずれ込んでいる。今季は昨季2桁勝利を挙げたバンデンハーク、内外野をこなせるグラシアルに加え、右股関節手術から復帰を期すサファテや、昨季途中に加入したミランダなど、外国人4枠の競争が例年以上に激しい。昨年まではデスパイネの指定席はクリーンアップのDHだったが、今季は他の外国人との兼ね合いで、レギュラー安泰とはいかない状況だ。

 森ヘッドコーチは「(スタメンは)デスパイネが打てばそうなる。ただ、去年のように1、2カ月我慢はできない。打てなかったらジュリ(グラシアル)がいるからね」とグラシアルとの競争を求めた。スアレス、モイネロら実績のある投手もいるだけに、オープン戦で結果が出なければ、外国人投手3人を登録し、開幕2軍スタートの可能性もある。

 「まずはデスパイネが来てから。工藤監督とも話して、状態を見ないとね」と同コーチ。キャンプ中にチームに合流したグラシアルは、2日のオープン戦、阪神戦から実戦に出場予定。し烈な外国人枠争いが、本格化する。

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2019年3月2日のニュース