エンゼルスGM 大谷の今季中二刀流復帰に自信「再び衝撃的な投球を期待」

[ 2018年6月29日 05:30 ]

エンゼルスの大谷(AP)
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 エンゼルスを統率するトップの言葉は力強い。エプラーGMが大リーグ専門局「MLBネットワーク」のラジオ番組に出演。右肘の再検査を翌28日(日本時間29日)に控えた大谷について「我々の医療スタッフは当初からDHだけならば、すでに出場を許していただろう」と語った。

 右肘の故障は打撃に支障を来すものではなかったのだ。大谷が7日にPRP注射を受けたことについては「再びマウンドでの衝撃的な投球を期待するため。PRP注射を受けてからこの3週間は、十分な治癒を得るための時間を買ったようなものだ」と表現。打者先行で復帰するだけでなく、今季中の二刀流復帰を見据えるからこそ、その治療法を選択したのだった。

 同番組で同GMと話した解説者のダン・デュケット元メッツGMもツイッターで「エプラー氏は、PRP注射治療の結果がどうであれ打者として戻りそうだとも言っていた」と伝えた。再検査後は両手での打撃練習、マイナー戦での調整などを経て、前半戦での打者復帰を目指すことになる。

 敵地レッドソックス戦前に取材に応じたマイク・ソーシア監督も「(再検査後の)良い知らせを願っている」と語った。一般的にPRP注射後、8〜10週間でマウンドに戻ることが可能。大谷は今まさにそのレールの上を進んでいる。 (ボストン・笹田幸嗣通信員)

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2018年6月29日のニュース