サミー・ソーサ氏 現在も禁止薬物使用を否定「検査で陽性反応を示したことない」

[ 2018年6月29日 13:46 ]

現役時代のサミー・ソーサ氏 (AP)
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 米国のESPN(電子版)は28日、メジャー歴代9位の通算609本塁打を記録したサミー・ソーサ氏(49)が、運動能力を向上させる禁止薬物(PED)の使用を現在も否定していると伝えた。

 ESPNのインタビューに応じたソーサ氏は「メジャーリーグが実施した薬物検査で陽性反応を示したことがない」とコメント。その後も「never」という言葉を頻繁に使い、現役時におけるPEDの使用を強く否定した。

 2009年にニューヨーク・タイムズ紙はソーサ氏を含む104人の選手がメジャーリーグによって実施された薬物の検査で陽性反応を示したと報じた。しかし、この検査は03年に実施されたもので、当時は陽性反応を示しても罰則が科されることがなく、検査自体も実態を把握するための試験的要素が強いものだった。

 インタビューではこの報道についても触れていたが、ソーサ氏は「たくさんの選手の名前が新聞に掲載された」と多くを語らず、その後もやはり「検査で陽性反応を示したことがない」の一点張りだった。

 ソーサ氏はカブス時代の1998年にカージナルスのマーク・マグワイアとともに本塁打を量産。同シーズンは70本塁打を放ったトップのマグワイアに次ぐ、66本塁打をマークした。激しく本塁打王を争ったマグワイアは引退後にPEDを現役時に使用していたと認めたが、ソーサ氏は潔白を主張し続けている。

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2018年6月29日のニュース