広島・野間 逆転V弾!難敵・菅野討ちに緒方監督もビックリ

[ 2018年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―2巨人 ( 2018年6月28日    マツダ )

<広・巨>5回2死一、二塁、逆転3ランを放ち、ナインとハイタッチを交わす野間(撮影・北條 貴史)
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 要所で必死に粘る敵のエースを粉砕した。売り出し中の広島・野間が難敵・菅野から値千金の4号逆転3ラン。高橋昂のプロ初勝利とチームの6連勝にバットで貢献し、最高の笑みがはじけた。

 「(高橋昂が)頑張っていたので何とかしたかった。まさか本塁打になるとは。後ろにつなぐ気持ちが最高の結果になりました」

 菊池のソロで1点を返した5回、なおも2死一、二塁の好機。カウント1―2と追い込まれながら、134キロの内寄りスライダーを捉えると、打球は歓声に乗って右翼最前列に着弾した。6月7日の日本ハム戦以来、16試合ぶりの一発だ。

 「速い球に食らいつこうという意識で、スライダーがうまく引っかかってくれた」

 2回の第1打席から存在感を発揮した。2ストライクからの内角低め、見逃せばボール球のフォークを左翼線二塁打すると、先頭の4回には遊ゴロに倒れながらも10球粘った。今回の対戦前まで菅野には打率・167。2安打3打点は進化の証しだ。

 打線は初回から毎回得点圏に走者を送り、菅野の神経と体力を消耗させた。「ビックリするよね」。緒方監督は野間に目を細め「しぶとく粘るのはウチの特徴。球数が増えたところでワンチャンスをものにしてくれた」と5回の攻撃を称えた。(江尾 卓也)

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2018年6月29日のニュース