ロッテ・涌井、白星ならずも復活に手応え 井口監督、1軍残留を明言

[ 2018年6月29日 22:34 ]

<ソ・ロ8ロッテ先発の涌井(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 2軍落ち危機だったロッテの涌井秀章投手(32)が29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で先発し、7回5安打2失点。チームは9回に逆転サヨナラ負けし、5月18日の同カード以来の白星は消えたが、復活の手応えはつかんだ。

 「1、2回はバランスが良くなかった。マサさん(小林投手コーチ)と相談し、3回からセットに変えた」

 初回2死二塁、柳田に2ランを浴び、2回も2死一、二塁とされるなど、不安定だった立ち上がりだったが、3回以降は走者なしでもセットポジションに変更し、制球が安定。3回からは得点圏の走者も許さなかった。

 2試合連続5失点し、内容次第では2軍落ちの可能性も示唆した井口監督だったが「徐々に良くなっている」と1軍残留を明言。2点差の9回に守護神・内が炎上したのは大誤算だったが、長期的に見ればエースの復活の兆しはプラスだ。

 5月18日以来の5勝目は消えた涌井も「(内は)明日も投げる機会は来る。気にせず、連勝すればいい」と自らの白星は気にすることはないと失意の守護神にエールを送った。

続きを表示

2018年6月29日のニュース