菅野で痛恨首位8.5差 巨人マツダで昨季から9連敗

[ 2018年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―4広島 ( 2018年6月28日    マツダ )

<広・巨>5回2死一、二塁、野間(手前)に逆転3ランを浴びる菅野(撮影・北條 貴史)
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 エースの力を持ってしても、連勝中の広島打線の勢いは止められなかった。今季2度目の中5日登板となった巨人・菅野だったが、5回7安打4失点で5敗目を喫した。「結果が全て。今日はいいところがなかったです」と首を横に振った。

 2点目の援護をもらった5回1死、菊池にソロ本塁打を打たれた。さらに2死一、二塁からは野間に逆転の右越え3ランを許した。1イニングで2被本塁打は15年9月以来。この日は珍しく初回から毎回得点圏に走者を背負いながらの投球。球数も増え「苦しいピッチングだった。野手の皆さんもリズムに乗れない」と試合全体をみた。

 5・5ゲーム差の2位で敵地の広島に乗り込んだ。菅野も中5日で投入。勝負手を打って同一カード3連勝を目論んだが、返り討ちにあった。3連敗で今季ワーストの8・5差。4位に転落し、借金も今季ワーストタイの5まで膨れた。ここまで今季の広島戦は10試合を消化し、2勝8敗と大きく負け越し。特にマツダでは昨年8月から9連敗中となかなか光がみえてこない。

 「まだ試合はある。対広島は次の対戦(に向けて)で考えないといけない」と高橋監督。試合後には異例のミーティングを開き、いま一度、気持ちを入れ直した。(川手 達矢)

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2018年6月29日のニュース