ロッテ 井口監督が掲げる「走塁革命」が生んだ初勝利「実戦で1点を取る野球ができている」

[ 2018年3月3日 19:24 ]

オープン戦   ロッテ8―6日本ハム ( 2018年3月3日    札幌D )

8回2死一、三塁、大木の勝ち越し右前適時打で生還した中村(左)を出迎える井口監督
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 ロッテ・井口監督の掲げる「走塁革命」が生んだ初勝利だ。0―1の4回無死一塁、一塁走者の荻野は2番・藤岡裕(トヨタ自動車)の初球に二盗を成功させ、そのルーキーの右前適時打で同点のホームを踏んだ。3―5と逆転された5回1死一塁は再び、藤岡裕の右翼線二塁打で一塁から一気に生還した。

 「走りすぎて疲れましたね(笑い)。今までも隙があればとは思っていたけど(井口監督の走塁革命で)今季はあらためて強く、気持ちを持ち始めた」

 通算153盗塁の32歳はチームの変革の風を肌で感じ、突き動かされると言った。

 6回1死一塁ではペゲーロ(BC・富山)の定位置やや後ろの中飛で、一塁走者の鈴木が二塁を陥れた。また、1点リードの9回1死一塁では細谷の二盗で好機を広げると、中村に1号2ランが飛び出し、追加点。「そういう野球をしようと言って、結果が出ている。実戦で1点を取る野球ができている」と井口監督も満足げだ。

 交流試合、練習試合など対外試合は4勝2敗と好調だったが、オープン戦初戦も制した。シーズン140盗塁を狙う初陣は2盗塁。順調な船出だった。

(福浦 健太郎)

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2018年3月3日のニュース