大谷 先発投手翌日の代打ある ソーシア監督言及「臨機応変に」

[ 2018年3月3日 05:30 ]

ソーシア監督(右)と笑顔で話す大谷(左)
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 二刀流がフル回転する。エンゼルスの大谷翔平投手(23)がレギュラーシーズンで登板翌日に代打出場する可能性が1日(日本時間2日)、浮上した。マイク・ソーシア監督(59)が「先発投手として出場した翌日は代打もあるかもしれない」と言及した。

 大谷の登板翌日の打者出場は、日本ハム時代ではルーキーイヤーの13年に1回、大逆転でリーグ優勝し、日本一に輝いた16年9月以降の3回しかない。投手に軸足を置いた2年目以降、疲労による故障のリスクを避けるため、原則、登板前2日間と登板翌日は調整に充て、打者出場は見送ってきた。投手中心に二刀流起用を練り上げる方針のソーシア監督は「投手起用を最初に考えていきたい」と改めて話す一方で、打者起用については「臨機応変に状態を見ながら考えていきたい」と幅広く可能性を探っていく考えを示した。

 「打者・大谷」の評価が上がっているのも事実だ。2月26日のパドレス戦で野手として実戦に初出場し、1打数1安打1打点2四球。メジャー初安打、初適時打、初打点を記録し、出塁率&打率で「10割デビュー」を飾った。翌27日のロッキーズ戦は無安打だったが、大谷も「どの選手も同じだと思うけど、(打撃の仕上がりが)早いかなと思う。例年通りじゃないかなと思う」と話し、状態の良さを実感している。

 2日(日本時間3日午前2時)にマイナー選手中心のブルワーズとの練習試合で2度目の実戦登板に臨んだ。前日のこの日は2日連続でブルペン入り。マウンドの傾斜を使ってシャドーピッチングを繰り返した後、16球を投げるなどフォームのバランスを念入りにチェックした。一つずつ階段を上り、二刀流に磨きをかけていく。(テンピ・柳原 直之)

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2018年3月3日のニュース