由規「取りにいって取れた」7K!7年ぶり開幕ローテ前進

[ 2018年3月3日 05:30 ]

春季教育リーグ、イースタン・リーグ   ヤクルト3―2西武 ( 2018年3月2日    戸田 )

<ヤ・西>4回を2安打無失点、7奪三振と好投した由規
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 復活の奪三振ショーだ。ヤクルト・由規がイースタン春季教育リーグの西武戦に先発。4回2安打無失点で7三振を奪い、11年以来7年ぶりの開幕ローテーション入りへアピールした。

 奪った7三振は全て空振り三振。2、3回には先頭に二塁打を浴びたが、無失点で切り抜け「得点圏に走者を置いても、三振を取りにいって取れたのはよかった」。初回、戸川をこの日の最速149キロで空振り三振に仕留め、4回にも148キロをマーク。高津2軍監督も「低めに集まっていたし、低いところでも空振りを取れたのは良い状態だと思った」とうなずいた。

 右肩の故障から復帰2年目の昨季は3勝も、中10日など登板間隔を空けてきた。今季は1軍でも中6日で回ることを目標に掲げる。春季キャンプでは投げ込みを敢行。2月10日の紅白戦では152キロを計測した。

 キャンプ中に小川監督が「(開幕投手)候補の一人」と目を細めたことがあったように、161キロを誇った剛球も復調気配。開幕投手とはいかなくても、ローテーション入りの視界は開けてきた。「バランスを崩す場面もあったが、ゼロに抑えられたのは自信になる。開幕に100%出し切れるように調整したい」。背番号11は表情を引き締めた。 (原田 真奈子)

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2018年3月3日のニュース