侍J 新練習着で準備「選手たちからの“楽に準備を進めたい”という声をいただきコンセプトに」

[ 2018年3月3日 18:40 ]

侍ジャパンのレプリカユニホーム
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 稲葉ジャパントップチームの初陣となる3日のオーストラリアとの侍ジャパンシリーズ(ナゴヤドーム)へ、侍たちは新たな練習着を身にまとい出陣の準備を進めた。試合前のフリー打撃や守備練習へ、ほとんどの選手たちは背番号だけ書かれて名前はプリントされていない、ユニホーム風の練習着で体を動かした。

 この練習着はユニホームぽさと、いかに楽に着られて快適かをテーマに、オフィシャル・サプライヤーのアシックス社が新開発したもの。1日の練習初日に配布され、多くの選手に好評ですぐ定着した。

 「選手たちからの“楽に準備を進めたい”という声をいただきコンセプトに。かといって、練習着とすぐ分かるのではなく、一見ユニホームらしさを残しました」と同社スポーツマーケティング部。すでにレプリカユニホームは試合会場などで販売しているが、新練習着も一般市場への展開も視野に入れ、早ければ今秋冬、遅くても来年春までの商品化を目指している。まだネーミングはされておらず、検討を重ねている。

 素材はユニホームと全く同じで防風、防水性能はあまりないが、ボタンがなく上からパッと着られる。また稲葉監督は規律と一体感を求めて「試合中の着帽とユニホームの着用」を選手に命じている。出番を終えた選手などはついダグアウトで着替えがちだが、全員で戦うために必要なことと判断。練習から、一見ユニホームにも映る練習着で動くことで、結束と士気も高まる。気持ちを高め、体は軽やかに。2020年東京五輪の金メダルを目指し、その第一歩目を切る。

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2018年3月3日のニュース