阪神・秋山 配球チェンジ「去年と一緒ではダメ」

[ 2018年3月3日 05:30 ]

西宮神社に必勝祈願し、お神酒をいただく秋山
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 開幕ローテーション入りが内定している阪神・秋山は、先発で4イニングを予定する、3日のソフトバンク戦で新スタイルを披露することを宣言した。

 「球種を試すというよりは、配球で打ち取っていきたい。駆け引きもある」

 真剣勝負さながらの投球を予告し、試みるという配球については「(詳細は)言えないですね。ぼくは配球でやるタイプなので。去年と一緒ではダメだと思う」とプランを口にした。

 抜群の制球力を駆使し、昨年はチームトップの12勝を挙げたが、相手も研究してくるだけに同じ配球で今季も勝てるほど、プロの世界が甘くないことも承知。ストライクゾーンで勝負した昨季は被打率も高く改善点に掲げており、組み立ての引き出しを増やすことで打者に的を絞らせない構えだ。習得を目指しているチェンジアップも、その一つで「使えるような雰囲気になってきている。優先的に使っていって、組み立ての幅が出てくれば」と、効果的に使っていくことを示唆した。

 今春は実戦3試合に登板し計8イニングで自責点1と昨季同様の安定感を誇る。侍ジャパン7選手が招集されているとはいえ、ソフトバンクは昨季の日本一チームで、野手では内川、松田らの出場が予定されている。新たな配球を試すには申し分ない相手ともいえる。

 「しっかりストライク先行の中で」

 常に投手有利で運ぶスタンスに変わりはない。シーズンでも週末登板が予想される男が、まずはその期待に応える。(鶴崎 唯史)

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2018年3月3日のニュース