阪神 秋山 4回3安打無失点{結果がほしいという心理も働いていた」

[ 2018年3月3日 19:31 ]

オープン戦   阪神1―4ソフトバンク ( 2018年3月3日    ヤフオクD )

4回を無視点に抑えた阪神・秋山
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 ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)に先発した阪神・秋山が、4回3安打無失点と危なげない投球で、ローテーション投手としての貫禄を見せつけた。

 「(配球で)もっといろいろやりたかった部分はあったんですけど、どんどん振ってくるチームだったんで、ボール先行になるのが怖い部分もありましたし、前回、(2月24日の)ヤクルト戦の結果が良くなかったんで、結果がほしいという心理も働いていた」

 侍ジャパンに7人が選出されているものの、中村晃、松田らが名を連ねる強力打線に細心の注意を払った。

 登板前日は配球に加えることに意欲的だった新球のチェンジアップも「使える雰囲気じゃなかった。場面とか、自分の感覚が、投げられなさそうだった」と苦笑い。初回、2番・高田への2球目に投じたが、ホームベース手前でワンバウンドしたため“封印”した。

 結果にこだわり、自慢の直球主体の投球で押した。最速144キロながら、キレ、伸びとも申し分なく、奪った4つの三振はすべて直球。「まだ精度とか課題を持って取り組んでいきたい」と本人は満足することはなかったが、金本監督も「スピンがきいている」とうなずいた。

 メッセンジャーに続き、キャンプ中に開幕ローテーション入りを明言するなど、指揮官も高い期待をかけている。助っ人に負けない“和製大黒柱”として真価の問われる1年。秋山は順調に歩を進めている。(遠藤 礼)

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2018年3月3日のニュース