広島・野村 因縁の相手からエール 佐賀北元主将と鉢合わせ

[ 2018年3月3日 05:30 ]

リラックスした表情で練習を行う野村
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 こんな偶然があるのか。開幕投手有力候補の広島・野村が2日、今春初実戦となる3日の西武とのオープン戦(佐賀)での先発に向けマツダスタジアムで最終調整。所用で同球場を訪れていた“因縁のチーム”の元主将と鉢合わせし、エールを送られた。

 「明日は佐賀北からも応援に行くから」

 07年夏の甲子園大会決勝で野村擁する広陵を大逆転で下し「がばい旋風」を巻き起こした佐賀北主将の市丸大介氏。東芝に勤務する同氏は、報道陣に応対する野村の前を通り過ぎる際、そう声を掛けながら白い歯をのぞかせた。

 「相手は佐賀のチームじゃないのでね」

 苦笑する右腕。野球人生初となる佐賀での登板前に、11年前に雌雄を決した現地の相手校の主将と対面するとは――。3イニング予定の今春初実戦に向けては自らにテーマを課した。

 「内容と結果、どちらも大事。まずは、自分がいいと思う形(フォーム)で投げられるか。立ち上がりもしっかり入りたい」

 快投なら念願の開幕投手にグッと近づく。(江尾 卓也)

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2018年3月3日のニュース