栗山監督 エンジの下着で清宮大当たり「死ぬほど験を担いだ」

[ 2017年10月27日 07:35 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2017年10月26日 )

清宮の「交渉権確定」の当たりクジを手に笑顔の木田GM補佐(右)と栗山監督
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 思いは通じた。日本ハム・栗山監督は「木田さんの背中を見て“手を上げろ、上げろ”と思っていたら手が上がった。感動した」と交渉権を獲得した歓喜の瞬間を振り返った。早ければ、27日にも栗山監督が指名あいさつを行う。

 父・克幸さんと親交があり、昨秋の神宮大会では早実の試合をお忍びで観戦。その際に「三振も絵になる」とスター性を再確認した。過去5連敗中で抽選役は譲ったが「死ぬほど験を担いだ」と話すなど、都内の神社での必勝祈願や早実カラーのエンジの下着を着用。人事を尽くした。

 「二刀流」の大谷は今オフのメジャー挑戦が濃厚。世界基準の選手育成の手腕は、今度は清宮で発揮する。「王さんの記録を超えたいと覚悟を持ってプロに飛び込んでくる。世界のホームラン打者にするという思いはある」と青写真を描き「球界の宝物を預かった。緊張感でいっぱい」と表情を引き締める。

 来春キャンプは1軍スタートが濃厚だ。1軍は16年からアリゾナでキャンプを行う。将来のメジャー挑戦を視野に入れる18歳が米国でプロの第一歩を踏み出す可能性は高い。 (山田 忠範)

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