清宮3の0も…侍U18安田が決めた!11回タイブレーク制し豪州撃破

[ 2017年9月8日 05:30 ]

第28回WBSC U―18W杯スーパーラウンド第1戦   日本4―1オーストラリア ( 2017年9月7日    カナダ・ポートアーサー )

<日本・オーストラリア>11回1死満塁、サヨナラの中前適時打を放った安田は歓喜のガッツポーズ
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 侍ジャパン高校日本代表は7日(日本時間同日深夜)、スーパーラウンド(R)初戦でオーストラリアと対戦した。9回を終えて3―3で決着がつかず、無死一、二塁で始まるタイブレークに突入。延長11回1死満塁から安田尚憲内野手(3年)がサヨナラ打を放った。スーパーRは1次Rの成績が持ち越されるため、日本は2勝1敗となった。

 天を仰いだ。3―3の6回2死二塁。低めの変化球に、清宮のバットは空を切った。絶好の勝ち越し機に、4番の仕事はできなかった。5日の1次R・南アフリカ戦で高校通算110号本塁打を放ったが、勢いを継続することができなかった。

 初回1死一、三塁では空振り三振。2回2死一、三塁では三邪飛。4打席目まで、全て得点圏に走者を置いた場面で打席が回ってきた。「ここまで投手に助けられてきた。持てる力を発揮して相手を攻略したい」と話していたが、気合は空回りした。4、9回には四球を選び出塁したが、本来の打撃は見せることができなかった。

 打線は初回に桜井の中前適時打で先制し、敵失も絡んで2点目を挙げた。同点に追いつかれた直後の4回には、高校通算65本塁打を誇る3番・安田が右翼線を破る二塁打で勝ち越した。だが、今大会初先発となった左腕・磯村が6回に自らの失策などで招いた1死満塁のピンチで左犠飛を許し、同点とされた。

 小枝守監督は「投手陣には“全員でつないでいくぞ”と伝えている。先を見て野球をやると、いいことはない」と一戦必勝の姿勢を強調していた。1次RはB組2位通過。スーパーRでは1勝1敗からのスタートとなるだけに、一つでも敗れると決勝進出は厳しくなることは、チームの誰もが理解していた。

 3―3のまま延長戦へ。無死一、二塁から始まる今大会初のタイブレーク。7回から登板した2番手・清水が1死満塁のピンチを投ゴロ併殺で無失点に抑えた。だが、直後の攻撃では古賀が送りバントを失敗するなど無得点に終わった。11回は3番手・田浦が1死満塁から連続三振で無失点。1次Rで9回を投げ19三振を奪った左腕は「思ったより疲れはない。いつでも行ける準備をしておく」とフル回転を誓っていた通り、気迫のこもった投球を見せた。

 最後に決めたのは安田だ。11回1死満塁で中前へはじき返しサヨナラ勝ち。苦しい戦いとなったが、スーパーラウンドの初戦を劇的な勝利で飾った。(カナダ・サンダーベイ 東尾 洋樹)

 ▽大会ルール 9回を終えて同点の場合は延長10回から無死一、二塁で始まるタイブレーク制を採用。打順は9回終了時から引き継ぐ。コールドゲームは5回15点差、7回10点差(3位決定戦、決勝はなし)。バットは木製のみ。投手の球数制限はない。

 ▽スーパーラウンドの順位決定方式 1次ラウンド(R)のA、B組の上位各3チームが進出し、6チームで順位を争う。1次Rの直接対決の成績が持ち越され(日本はキューバに勝ち、米国に敗れて1勝1敗から積算)、1次Rで別組だった3チームと対戦。勝敗数で並んだ場合は(1)当該チーム同士の直接対決(2)得失点率(3)チーム自責点(4)チーム打率(5)コイントスの順で順位を決定。1、2位が決勝戦に進む。

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