広島 薮田 完封で14勝目 タイトルも視野に?「まだ最多勝という立場ではないと思うので」

[ 2017年9月8日 21:26 ]

セ・リーグ   広島3―0中日 ( 2017年9月8日    ナゴヤD )

今季2度目の完封勝利を挙げ、会沢(右)と笑顔で握手をかわす薮田
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 広島の薮田が中日打線を6安打完封。今季14勝目(3敗)をマークしてチームの7連勝に大きく貢献した。

 初回と7回にそれぞれ2死一、三塁のピンチを招いたが失点は許さず、8回の2死二、三塁も4番・ゲレーロをオール直球で一邪飛に仕留めて切り抜け、対中日戦はデビューから無傷の6連勝となった。

 菅野に投げ勝ってプロ初完封を飾った8月12日の巨人戦(マツダ)以来2度目の完封勝利に「前回の完封よりもいい内容でこれたと思うので良かったです」と安どしたプロ3年目の25歳。2位・阪神に3連勝した7日までのホーム3連戦はいずれも5投手の継投だっただけに「できるだけ長いイニングを投げて中継ぎの皆さんに少しでも休んでもらえるようにと思って入ったので最後まで投げ切れて良かったです」と笑顔を見せた。

 これでチームの優勝マジックは試合前から1つ減って「7」となった。最短Vは12日で、リーグ連覇が着々と近づくとともに、この日勝って15勝目を挙げた菅野(巨人)に次ぐ14勝目で最多勝の個人タイトルも見えてくる。だが、「まだ自分は最多勝という立場ではないと思うので残りの試合でしっかり自分の役割を全うしてチームに貢献したいと思います」と足元を見つめた。

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2017年9月8日のニュース