楽天・松井裕 3年連続30セーブ、最年少22歳シーズン達成

[ 2017年9月8日 06:43 ]

パ・リーグ   楽天6―4日本ハム ( 2017年9月7日    東京ドーム )

<日・楽>30セーブ目を挙げ、嶋(右)と握手する松井裕
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 久しぶりに勝利の瞬間をマウンドで迎えた。7月22日以来47日ぶりの30セーブ目。左肩痛から復帰した8月19日以降初セーブを挙げた楽天・松井裕は「1軍に昇格してから、なかなか投げる機会がなくて難しかったが、いい球が何球かあった」と手応えを口にした。

 2点リードの9回、先頭の代打・横尾を148キロ直球で空振り三振に仕留めた。その後は1安打を許したが無失点で締めた。史上7人目の3年連続30セーブを達成。「30という数字が一人前かどうかは分からないがプロ入りの時、3年結果を出して一人前と言われた。球団の期待に少しは応えることができたかな」と言った。

 7月27日に左大円筋付着部炎部分損傷で全治4週間と診断され、離脱。太りやすい体質のため好きな菓子「たけのこの里」も断ち、約3週間で復帰した。だが不在の間にチームは急失速。10連敗した3日ソフトバンク戦では則本がサヨナラ打を浴び、号泣した。次戦で新人の藤平が勝つと、この日で約1カ月ぶりの連勝。「あの試合以降、チームがかみ合っている。則本さんがチームの背中を押してくれた」と話した。

 まだ完調ではなく「65%くらい」と与田投手コーチ。それでも松井裕は「40セーブという目標を捨てたわけではない」と残り26試合で初の大台を目指す。(黒野 有仁)

 ≪左腕史上2人目≫松井裕(楽)が15年の33セーブ、昨季の30セーブに続き今季も30セーブをマーク。3年連続30セーブ以上は、05〜13年岩瀬(中)の9年連続を筆頭に史上7人目。うち、左腕は岩瀬に次ぎ2人目で、パでは初めてだ。また、松井裕は今季が22歳シーズン。3年連続30セーブ達成時としては、03年小林雅(ロ)、09年永川(広)の各29歳を大幅に更新する最年少記録になった。

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2017年9月8日のニュース