岩隈 7回1失点で降板 好投手と投げ合い今季初勝利の権利得る

[ 2016年5月4日 13:22 ]

<マリナーズ・アスレチックス>マリナーズの先発・岩隈 (AP)

ア・リーグ マリナーズ―アスレチックス

(5月4日 オークランド)
 マリナーズの岩隈久志投手(35)が3日のアスレチックス戦に先発。4安打1失点と見事な投球を見せ、今季初勝利の権利を残して7回でマウンドを降りた。

 岩隈は今季6度目の登板。アスレチックス戦では昨季、3試合に登板して1勝1敗、防御率4・50という数字を残している。ア軍は2014年から2年連続で14勝を挙げている好投手グレイが先発のマウンドに上がった。

 初回を三者凡退とし、順調な滑り出しを見せた岩隈だったが、2回は安打と2つの四球で2死満塁のピンチ。しかし、この場面でセミエンを二ゴロに打ち取り、得点を許さなかった。すると、直後の3回にマーティンの5号2ランが飛び出し、マリナーズが先制。続く4回にもカノが9号ソロを放ち、まだ白星の右腕を援護した。

 波に乗った岩隈は3、4、5回を3イニング連続で三者凡退。球数もこの時点で66球と申し分なかったが、6回に先頭打者のバーンズに左前打を許すと、二盗で無死二塁。このピンチでローリーに中前適時打を浴び、失点を喫した。

 7回はこの試合で5度目の三者凡退に切って取った岩隈。球数は88球とまだ余裕があったが、結局、この回限りでマウンドを降りた。打線は直後の8回にリンドの適時打とシーガーの6号3ランで一挙4得点を挙げ、8―1と大量リードを奪った。

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2016年5月4日のニュース