巨人・沢村　先頭四球も８Ｓ目　過去５戦２度失敗の悪夢振り払う

＜巨・広＞先頭打者に四球を与えるも無失点で８セーブ目を挙げた沢村

セ・リーグ 巨人３―２広島

（5月3日 東京Ｄ）
　巨人・沢村は女房役の小林誠と熱いハイタッチを交わした。走者を背負いながらも１点差を守り抜き、リーグトップとなる８セーブ目をマークした。

　「チームが勝って良かった。０点に抑えられて良かったです」

　９回、先頭の丸に四球。新井には３ボールとなった。２点差を守れなかった前回４月２８日の阪神戦（甲子園）が頭をよぎった客席はざわついた。それでも新井をフルカウントに持ち込み、空振り三振に仕留めると、小林誠が好送球で二盗を刺して併殺。エルドレッドに左前打も、後続を抑えた。

　過去５試合で２度の救援失敗があったが、クローザーとしての地位は揺るがない。高橋監督も「ちょっと苦しんだところもあるかもしれないが、結果的に抑えている。（セーブで）気分を変えるにはいいと思いますね」と改めて信頼を口にしていた。　（川手　達矢）

　▼巨人・マシソン（８回に２番手で登板。１イニングを３者凡退で３勝目）登板間隔が空いていたけどマウンドではエキサイトできた。攻撃的に投げられた。