オコエ、開幕1軍へ試練の4番勝負 梨田監督「チャンスは長くない」

[ 2016年2月12日 10:24 ]

スライディング練習で自分のスパイクまで滑りこむオコエ

 開幕1軍を懸けた楽天・オコエ(関東第一)のサバイバルレースがいよいよ始まる。チームは11日、久米島キャンプを打ち上げ、12日からは沖縄本島の金武(きん)町を拠点に実戦練習を積む。梨田監督はオコエら若手に対し「結果を求めていく時期になる。チャンスは10日前後とそんなに長くない。いかにアピールできるか」と話し、結果次第では23日からの宮崎遠征のメンバーから外す考えを示した。

 キャンプ最終日に早朝の声出しを行ったオコエは目標にしていた「開幕1軍」の言葉を使わず「できるだけ多く1軍の試合に出場できるように」と決意を語った。「出たい気持ちはもちろんあるが、開幕1軍は自分がポイと入っていけるほど甘いもんじゃない」と現在の状況を認識。木製バットに慣れず、打撃では悪戦苦闘の日々が続いた。

 プロ初のキャンプを終え「点数は付けられない。学んでいる最中なのでテストではなく授業」と振り返ったオコエ。金武町では4試合の対外試合が組まれており、開幕1軍への「試練の4番勝負」となる。(徳原 麗奈)

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