マエケン改めKENTA 決意の渡米「日本球界を引っ張れるように」

[ 2016年2月12日 05:30 ]

笑顔で手を振って渡米する前田

 広島からポスティングシステムでドジャースへ移籍した前田健太投手(27)が11日、成田空港からメジャー1年目へ向けて渡米した。チームに溶けこむため英語で自己紹介することを直近の目標に挙げるとともに、日本で定着した「マエケン」の呼び名が新天地では「KENTA(ケンタ)」に変わると予測。8年契約で戦う未来にも目を向け、日本球界全体を背負うエースになるという強い決意を表明した。

 にこやかな表情に、進む道への期待感が表れていた。「やっと出発の日がきたのでワクワクしています」。国内では2度ブルペン入りして準備万端。渡米後は近日中にキャンプ地のアリゾナ州グレンデールに移り、20日(日本時間21日)のキャンプインに備える。

 先発の座は確保されているが、つかみ取るものと強調した。「日本では調整優先で内容は気にしていなかった。1年目だし結果と内容を見せないといけない」。オープン戦から数字にこだわる考えで、具体的には失点、防御率で「短いイニングなので試合をつくるわけでもない。任された中でいいものを見せたい」とゼロを求めていく。

 キャンプで特に意識することを聞かれると「まずはチームに溶けこむことが一番」と答えた。

 「コミュニケーションを取って、なじめるように努力したい。しっかりと自分で自己紹介できるように。通じる英語をしゃべれるように努力していきたいと思う」

 通り名にこだわるつもりはない。広島入団時に同姓の前田智徳がいたことから、名前と融合させる形で定着した「マエケン」。ファンの間、そして球界内でも先輩、後輩を問わずそう呼ばれ、自分のブログのタイトルにまで取り入れてきたが、米国でどう呼ばれたいか?との問いに「(入団交渉や契約で)前に行った時はマエケンとはあまり呼ばれなかった。ケンタが多かった。マエケンと呼ばれることは少なくなるかも」と言った。

 ドジャースの「KENTA」として紡ぐ新たな物語。よきライバル、よき仲間に恵まれた前田らしい決意を述べた。

 「同世代では田中将大が先に行き、みんな刺激をもらい頑張ってこられた。これからも刺激し合えれば。僕はアメリカに行きますが、日本球界を、野球界を引っ張れるようにやっていければ」

 ドジャーブルーの背番号18で結果を積み上げ、日本球界を背負って立つ。ルーキーとしての謙虚な心構えと、壮大な野望と。2つを胸に海を渡った。(後藤 茂樹)

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