ヤクルト館山 粘りの投球で今季3勝目「野手に迷惑を掛けました」

[ 2015年8月15日 22:10 ]

<ヤ・神>3勝目を挙げたヤクルト・館山はスタンドの歓声に応える 

セ・リーグ ヤクルト9―1阪神

(8月15日 神宮)
 中10日の先発となったヤクルト館山が、苦しみながらも今季3勝目を手にした。

 「野手には迷惑を掛けました」と言うように立ち上がりから制球が定まらず、5回まで毎回走者を背負う。2回の2死満塁、3回2死一、三塁など再三のピンチも打たせて取る投球術で無失点で切り抜ける。

 味方打線が2点を先取した直後の5回には1死から四球と連打で満塁とされたが、江越の遊ゴロによる1点だけと最少失点にとどめた。「先に点を取られないという気持ちだけで投げた」と、粘りの投球で5回を6安打5四球1失点でマウンドを降りた。

 復帰5試合目。阪神戦の勝利は2012年9月25日以来で、通算16勝6敗と虎キラー健在を思わせた。

 チームの連敗を止め、首位阪神の勢いを止める価値ある勝利。34歳右腕は「満員のお客さんの中で野球ができる幸せを感じながら、とにかく(これからも)勝ちたい」と言い切った。

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