花咲徳栄・岩井監督「本当に幸せ」甲子園で“一番いい試合”できた

[ 2015年8月15日 13:34 ]

<花咲徳栄・鶴岡東>先発の花咲徳栄・鎌倉

第97回全国高校野球選手権第10日・3回戦 花咲徳栄1―0鶴岡東

(8月15日 甲子園)
 県大会で打率1割台と苦しんだ花咲徳栄の7番・笹谷拓海捕手(3年)が決勝打。「バッティングで苦労してきたので、あそこで打ったので、チャンスで打てて良かったです」と顔をほころばせた。

 0―0で迎えた7回、2安打と犠打で1死一、三塁の場面で打席が回ると、笹谷が詰まりながらも中前へ先制打。「なかなか点が取れない中でやっとチャンスを作ったところで自分に回ってきたので、自分で絶対返そうと思って。返せて良かったです」と胸を張った。

 スクイズのサインが出てもおかしくない場面だったが、岩井隆監督は「こっちに来て笹谷が非常に当たっていましたので、本来なら私が何か動こうと思ったんですが、動いて失敗したので笹谷に任せようと思いました。彼の一打に感謝ですね」と強行策で結果を出してくれた笹谷を褒め称えた。

 監督は常々選手に「1―0の試合が一番いい試合」と話してきたそうで、「それをきょうこの場所で出来たことを本当に幸せに思います」と誇らしげに語った。

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2015年8月15日のニュース