通算２８８セーブのバルベルデ投手、薬物規定違反で８０試合出場停止

ブルペンで投球練習を行う投手　（ＡＰ）

　大リーグ機構は１４日、運動能力強化薬物のスタノゾロールの陽性反応が出たとして、メジャー通算１２年で２８８セーブをマークしているホセ・バルベルデ投手（３７）に対して８０試合の出場停止処分を科した。

　ドミニカ共和国出身のバルベルデは９７年にダイヤモンドバックスと契約。０３年にメジャーデビューすると、０７年にはリーグ最多の４７セーブをマーク。アストロズに移籍した翌年の０８年にも４４セーブで２年連続の最多セーブ投手に輝いた。

　タイガース時代の１１年にも４９セーブで３度目の最多セーブ投手を手にしたが、昨季はメッツで２１試合に登板して２セーブと低迷。今季はナショナルズ傘下の３Ａ、シラキュースで投げていたが、７月２２日に戦力外となっていた。