早実・和泉監督も“重圧”あった 清宮に「1本打たせてあげたいと…」

[ 2015年8月15日 11:06 ]

<東海大甲府・早実>3回無死一塁、清宮(右)は甲子園第1号となる勝ち越し右越え2ランを放ち和泉実監督に迎えられる

第97回全国高校野球選手権第10日・3回戦 早実8―4東海大甲府

(8月15日 甲子園)
 早実の和泉監督は清宮の甲子園初アーチについて「彼はどう思っているかわりませんけど、1本打たせてあげたいなとずっと思っていました」と“親心”をのぞかせた。

 地方大会からスポーツ紙の1面を飾るなど1年生選手としてはかつてない騒がれ方をしてきたことに「(本人は)苦しんでないのかもしれないですけどね、彼を見ているとこっちが苦しくなっていましたから」と指揮官がプレッシャーを感じていたことを告白。「(清宮に)1本出て、加藤がすぐ続きましたから。このチームは加藤が作ってきましたから、清宮の1本と加藤の1本、2人が打ってくれたことがとても良かったです」と連続本塁打を放ったチームの軸を称えた。

 清宮は3回の初アーチに続き、6回には走者一掃の二塁打も放った。「(本塁打が)1本出たのでだいぶリラックスしてやれた感じはありますね」と一発がその後の打撃にも好影響を与えたと分析した。

 清宮の大活躍で9年ぶり8強進出したものの、「まさかこういう展開になるとは。逆にこういう風になるんじゃないかと心配していたんですけど」。打撃戦になったことは想定外だったと振り返った。

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