バンデンハーク 無傷6連勝!新外国人歴代最多タイ

[ 2015年8月15日 05:30 ]

<ソ・西>開幕6連勝のバンデンハーク

パ・リーグ ソフトバンク8-2西武

(8月14日 ヤフオクD)
 また負けなかった。来日1年目のソフトバンク・バンデンハークは6回2失点で無傷の6連勝。新外国人投手としては09年ファルケンボーグ(ソフトバンク)らに並ぶ最多タイ記録となった。

 「何とかゲームをつくれた、という部分では粘り強く投げられた。満足できる内容だった」

 前回登板の7日のロッテ戦(QVCマリン)では、4回に清田の顔面に死球を与え危険球退場。自身初の経験で、その影響が懸念される登板でもあった。しかし初回。先頭・秋山への初球は内角への149キロ直球。2球目もインハイに150キロを投げ込んだ。「前回のことは前回のこと。サインが出れば内角に投げるだけ」

 今季9試合目の登板。西武とは早くも3度目の対戦だった。今季ワーストの7安打を許し、うち5本はファーストストライクを打たれたもの。さらにそのうち4本は初球。カウント球を狙っているのは明白だった。「向こうも自分を分かってきている。駆け引きで後手に回らないようにしないといけない」。その一方で9個の三振のうち6個までが変化球と鶴岡との息もピッタリだった。6回1死で栗山の打球を右手に受けながらも続投。メヒアを三振に仕留めてマウンドを降りた。「少し腫れているが大丈夫」。バンディは日本流の野球を学びながら、さらに白星を積み重ねる。 (白鳥 健太郎)

 ≪最多タイ記録≫来日1年目のバンデンハーク(ソ)が無傷の6連勝。新外国人投手の開幕6連勝は、53年カイリー(毎日)、09年ファルケンボーグ(ソ)、10年マーフィー(ロ)に並ぶ最多タイ記録になった。なお、来日初年度に限らない外国人の開幕連勝記録は、88年郭泰源(西)の10だが、バンデンハークはどこまで迫るか。

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2015年8月15日のニュース