清宮 甲子園初アーチ&3長打5打点大暴れ 早実9年ぶり8強

[ 2015年8月15日 10:13 ]

<東海大甲府・早実>3回無死一塁、清宮は甲子園第1号となる勝ち越し右越え2ランを放ち金子(右)とグータッチ

第97回全国高校野球選手権第10日・3回戦 早実8―4東海大甲府

(8月15日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会の第10日は15日、甲子園球場で3回戦が行われ、第1試合では早実(西東京)が東海大甲府(山梨)が対戦。「和製ベーブ・ルース」こと早実のスーパールーキー・清宮幸太郎内野手(1年)が甲子園初アーチを放つなど3安打5打点の活躍を見せて8―4で勝利し、日本一に輝いた06年以来9年ぶりの8強進出を決めた。

 清宮は「3番・一塁」で先発。1回、1死二塁の先制機で直球が臀部に直撃し、死球でチャンスを広げた。2死から5番・金子銀佑内野手(2年)が左前に適時打を放ち先制した。同点で迎えた3回無死一塁の場面で、清宮は甘く入ってきたチェンジアップを振り抜き右越え2ラン。注目の1年生スラッガーが聖地初アーチを飾った。続く4番・加藤雅樹捕手(3年)も右翼席へ一発を放ち、リードを広げた。

 4回には1番・山田淳平内野手(3年)が中前へ適時打を放ち1点追加。6回は2死満塁で清宮がライト線へ強烈な二塁打を放ち走者一掃。リードを5点に広げた。清宮は8回1死走者無しの場面でも右翼線へライナー性の当たりを放ち悠々二塁へ到達した。

 投げては先発の松本皓(3年)が6回4失点。継投した左腕の上條哲聖(3年)が3回無失点と好投し、東海大甲府の反撃を断ち切った。

 東海大甲府は先制された直後の1回裏、2番・福武修内野手(2年)が右越え三塁打で出塁し、内野ゴロの間に生還。一時は同点に追いついた。5回には2本の安打と敵失で2点、6回には先頭打者から3連打を放ち1点を返し4点差に縮めたが反撃もそこまで。遊撃の五十嵐誉内野手(3年)を中心に固い守りを見せたが、早実の打撃に屈した。

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