ヤク山中“谷間”からローテ昇格でも連勝「そこはあまり意識してない」

[ 2015年8月2日 21:41 ]

<神・ヤ>山中(右)は無傷の5勝目を挙げ、真中監督と握手を交わす

セ・リーグ ヤクルト5―0阪神

(8月2日 甲子園)
 ヤクルトの山中浩史投手(29)が猛虎打線を手玉に取った。サブマリン特有の浮き上がる直球で凡フライに打ち取るたび、甲子園が虎党のため息に包まれた。

 「1人ずつ打ち取ることを考えて投げ抜いた。野手の皆さんが打ってくれて、中継ぎの皆さんが抑えてくれたおかげでいいピッチングができた」

 投げれば勝つ。この日も7回無失点と好投し、これで今季、5戦5勝。6月12日の西武戦(西武D)でプロ3年で初先発初勝利を挙げると、別人のように白星を積み重ねた。

 昨季途中にトレードでソフトバンクから加入。9試合に登板し防御率は6点台だった。今季も当初は“谷間”での先発だったが、4連勝とした7月26日の中日戦(神宮)から中6日のローテーションできっちり結果を出して見せた。

 連勝には「そこはあまり意識してない」と山中。同じアンダースローの高津投手コーチの存在も大きかったかもしれない。2年連続最下位から首位に立ったチームに欠かせぬ存在になりつつある。

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