西武、中村30号も…36年ぶり12連敗、球団ワーストタイ

[ 2015年8月2日 21:25 ]

<西・ソ>3回1死二、三塁で一ゴロに倒れ、天を仰ぐ西武・森

パ・リーグ 西武3―4ソフトバンク

(8月2日 西武プリンス)
 西武が36年ぶりとなる12連敗を喫し、球団ワースト記録に並んだ。2日のソフトバンク戦(西武プリンス)で3―4と惜敗。4点ビハインドの7回、中村が両リーグ一番乗りとなる30号3ランを放ったが、あと一歩届かなかった。

 長く暗いトンネルをこの日も抜け出すことはできなかった。本拠地を黄色く染めたファンのため息がスタンドに響き渡った。

 1点ビハインドの3回、1死二、三塁のチャンスに森が一ゴロ。さらに2死満塁の場面では栗山が中飛に倒れ、同点機を逃した。4点を追う6回には1死満塁としたが、斉藤は一ゴロ、代打・岡田は一直に倒れ、得点を奪えなかった。

 それでも7回に秋山、脇谷の連打から2死一、二塁とすると、中村が中越え30号3ランを放って1点差に詰め寄った。だが、あと1点が遠かった。

 デビュー登板となった先発・高橋光は3回0/3を5安打4失点。その後は中継ぎ陣が踏ん張り失点は防いだが、逆転劇はならず。球団名がクラウンライターから西武ライオンズとなった1年目の1979年、開幕12連敗を喫して以来、36年ぶりに球団ワースト記録に並んでしまった。

 ソフトバンクは2回、1死から松田、今宮の連続四球と鶴岡の右前打で満塁とし、牧原の押し出し死球で1点を先制。4回には李大浩の中前打、松田の四球、今宮の中前打で無死満塁とし、鶴岡が右前2点適時打。さらに牧原の左犠飛でこの回3点を加えた。

 先発・寺原は7回3失点で開幕6連勝。ダイエー時代の03年に並ぶ自己最多連勝をマークした。チームは5連勝で貯金を今季最多の30とした。

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