鳥羽ナイン、甲子園で正座儀式 レジェンド校100年ぶりV目標

[ 2015年8月2日 05:30 ]

グラウンドに入る前に正座する鳥羽ナイン

 第97回全国高校野球選手権大会(8月6日から15日間)の出場校による甲子園見学が1日、始まった。U―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯=28日開幕)が日本で初開催されるため、例年よりも大会の開幕が早く、恒例の甲子園練習は7年ぶりに実施されない。見学は4日まで行われ、初日は前身の旧制京都二中が100年前の第1回大会で優勝した鳥羽(京都)など12校が参加した。

 レジェンド校が甲子園で「儀式」を行った。鳥羽ナインは見学する前、全員がベンチ前で整列して正座した。そして両手をグラウンドにつき、聖地に頭を下げた。15分間の見学後も行った。練習試合で対戦した桜井(奈良)を参考に、昨秋から練習などで取り入れており、捕手の梅谷主将は「重心を落とし、座礼することで心も落ち着く」と意図を説明した。

 今年は高校野球100年の節目の大会で、鳥羽は1915年の第1回大会で優勝した京都二中の流れをくむ。第1回出場校で今回出場するのは1年生スラッガーの清宮を擁する早実(西東京)と2校だけ。100年ぶりの全国制覇を目標に掲げ、梅谷主将は「自分たちの歴史を刻みたい。100年という数字の重みを感じながら一戦一戦、戦いたい」と抱負を語った。

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