寮から復活期す姿見ていた…DeNA山崎康、高崎のため25S

[ 2015年8月2日 05:30 ]

<D・広>9回を抑え雄叫びを上げる山崎康。25セーブ目を挙げる

セ・リーグ DeNA2-1広島

(8月1日 横浜)
 最後は7球連続ツーシームで締めた。1点差の9回、DeNA・山崎康がマウンドに上がった。「久しぶりの連投でペースを探しながら投げた」。7月13日の巨人戦(横浜)以来となる連投。四球と安打で1死一、二塁の場面を招いたが、落ち着いていた。

 「僕のツーシームはウイニングショットにもなるが、軌道修正にも使える」。会沢に対して5球連続で投じた。最後は空振りで三振を奪った。腕の振り、コースを確認しながら代打の小窪は1ボールから連続で投じた宝刀で二ゴロに仕留めた。

 守護神は「最後に取り戻せた」と笑顔を浮かべた。25セーブは亜大の先輩、広島・永川が03年に記録した大卒新人最多に並び、新人としても歴代3位に並んだ。

 先発の高崎は4月9日・阪神戦(横浜)以来114日ぶりの勝利。横須賀の2軍球場でひた向きに復活を期す9年目右腕の姿を山崎康は隣接する寮から見ていた。「一番最初にグラウンドに出る。そういう姿勢を見ていたので力になりたかった」

 中畑監督も「ハラハラ、ドキドキ。勝ったから余計に最高」と興奮を隠さない。1点差の逃げ切りで広島に連勝し4位浮上。後半戦初のカード勝ち越し。7月は終盤に2度の4連敗を喫したが、8月は白星スタートを決め「締まったいいゲーム。これを(今季)序盤にやっていた」と指揮官。強いベイスターズが帰ってきた。(君島 圭介)

 ▼DeNA・高崎(5回8安打1失点で114日ぶり今季2勝目)緊張した。ここまでいろんな方が支えてくれた。

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2015年8月2日のニュース