先制直後に3失点…マー君1カ月ぶり黒星に猛省「独り相撲」

[ 2015年7月30日 13:21 ]

2回、デシールズに適時打を打たれ、さえない表情のヤンキース・田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース2―5レンジャーズ

(7月29日 アーリントン)
 ヤンキース・田中将大投手が約1カ月ぶりの黒星を喫した。29日(日本時間30日)のレンジャーズ戦に先発し、6回を9安打4失点。味方が2点先制した直後の2回に3失点で逆転され、5回にも追加点を奪われた。

 降板後には自ら「独り相撲」と口にして猛省した。前回登板ではメジャー自己最高のストライク率76・2%をマークしたが、この日は103球中64ストライクで、同率は62・1%。今季自己ワーストタイの3四球を与えるなど、制球が乱れた。

 試合開始時の気温は37度という酷暑。それでも中盤以降は修正し、試合は壊さなかった。ただ前日に21得点した打線は、この日は2回の2得点にとどまり、そのまま2―5で敗れチームの連勝は4でストップ。田中は6月21日のタイガース戦以来となる4敗目(7勝)を喫した。

 ――きょうの投球を自身で振り返ると?

 「いい時でなくても、いかに粘って抑えられるかだと思うが、(2回に)3点まとめて取られてしまったところが、一番良くなかった。スプリットの変化がぼやけて、浮いたところを打たれてしまっていた。それ以降は修正をはかり、2回よりはいい形で投げられていたと思うんですけど。ボールが先行し、ストライクを取らなければいけないカウントで、相手に逃さず打たれたという感じですね」

 ――自分の投球を組み立てる前にやられた?

 「組み立てるところを自分でボール、ボールとして苦しくしてしまっていた。本当、独り相撲ですよね」

 ――この悔しさを次にぶつけるしかない?

 「これはこれでしっかりと受け止めて、次にどうつなげていくかだと思います。次の登板に向けてしっかりと調整していきたいと思います」

 ――この暑さが投球に与えた影響は?

 「試合の中では、そこというのは別に関係なかったです」

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2015年7月30日のニュース