柳田「満足」2戦連発で初の20号到達!9回おかわり21号

[ 2015年7月30日 06:18 ]

<楽・ソ>9回2死、柳田が右越えにこの日2本目のホームランを放つ

パ・リーグ ソフトバンク9-2楽天

(7月29日 盛岡)
 わんこそばで有名な盛岡で、ソフトバンク・柳田が本塁打の「おかわり」だ。1杯目は3点リードで迎えた5回2死二塁。戸村のスライダーを右翼芝生席に叩き込んだ。2試合連発で自身初の20本に到達し「ちょっと先に当たったが、しっかり振り切れた。満足した一本が打てました」。これだけでは終わらない。

 7回に右前2点適時打を放ち、迎えた9回2死での第5打席。「いいスイングでした」と自画自賛した2杯目は、再び右翼席に飛び込んだ。1試合2発は、今季3度目。この試合4安打を放ち、3回1死二、三塁から二ゴロで稼いだ打点を合わせ今季2度目の6打点を叩き出した。

 もう完全復活と言っていい。球宴前から打撃の調子を崩し、一時は3割8分あった打率も3割5分台まで下がった。秋田入りした27日の練習では「バッティングは難しいッス」と苦笑いしていたが、この2試合で3発。これで本塁打はシーズン換算すれば34本ペースで、目標としている「3割30発30盗塁」のトリプルスリーは視界良好だ。秋田の夜は明石に寿司屋に連れられ、東北の魚介に舌鼓を打った柳田は「秋田、盛岡に感謝ですね」と笑った。

 この憎らしいほどの強さはどうだ。東北では12年8月1日の秋田でのゲームから6連勝。楽天を脇役に追いやり、みちのくで「ペナントレースひとり旅」をつくりつつある。貯金は今季最多の27。31日からは3位西武、さらに2位日本ハムとの3連戦が続く。「次も勝ち越せるように頑張りたい」。工藤監督の3連戦勝ち越し目標は全くぶれていない。(田中 貴久)

 ▼ソフトバンク・スタンリッジ(7回を4安打2失点でチームトップの9勝目)あれだけ点を取ってもらったから、9回まで投げないといけない。

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