町田監督、全国1勝!金本氏と同期 元カープの“代打の切り札”

[ 2015年7月21日 05:30 ]

<三菱重工広島・明治安田生命>初勝利の町田監督(左)と完封勝利の鮫島は笑顔を見せる

第86回都市対抗野球大会第3日・1回戦 三菱重工広島4-0明治安田生命

(7月20日 東京D)
 1回戦3試合が行われ、かつて広島、阪神でプレーした町田公二郎監督(45)率いる三菱重工広島が、4―0で明治安田生命(東京都)に快勝。先発の鮫島優樹投手(27)が3安打で今大会完封一番乗り。昨年11月に就任した指揮官にとって記念すべき白星となった。また、就任2年目で元ロッテの初芝清監督(48)率いるセガサミーは惜敗。東京都の4チームはそろって初戦敗退した。延長戦を制した三菱重工神戸・高砂、王子(春日井市)が2回戦に進出した。

 勝利の瞬間、町田監督は大きく息を吐き出した。「社員の皆さまに勝つ喜びを味わってもらいたくて頑張りました」。4年ぶりの都市対抗出場を目指し、2季務めたヘッドコーチから昨年11月に指揮官に昇格。大舞台での白星にスタンドに向けて声を張り上げた。

 チーム初のプロ出身監督。スローガンは「覚悟」だ。8回に勝負を決定付ける3ランを放った実政は「“1球の重みに対して、心を込めて練習しろ”とよく言われます」。プロでは“代打の切り札”としてならし一振り稼業に懸けてきた指揮官だからこその言葉。現役時代は控えであっても、ドラフト同期生の鉄人・金本知憲氏をもって「マッチ(町田)ほど練習する選手はいない」と言わしめた。専大では広島・黒田の先輩にあたる。96年11月に行われた東都大学選抜―東都OB現役プロ戦では、黒田から左前打を放ったこともある。「広島に帰ってきたのは本当びっくりした。可愛い後輩ですよ」と昨オフも何度か一緒に食卓を囲んだ。

 アマ野球の監督について「一つ方向性を示せば、凄く良くなったりすることが楽しみであり、やりがいでもある」と町田監督。打撃投手を率先して買って出るなど、背中で引っ張るタイプの青年指揮官。「潜在能力の高い選手はいるし、もっともっとできると思っている。選手が輝けるようにしたい」と快進撃を誓った。(東山 貴実)

 ▼三菱重工広島・鮫島(3安打、9奪三振で今大会完封一番乗り)ストライク先行で自分のペースで投げられた。

 ≪79年初出場初V≫三菱重工広島は初出場の79年・第50回大会で、新日鉄光から補強した大町定夫投手(元阪神)の活躍もあって初出場初優勝。今回が15度目の出場で、6度目の出場だった96年には準優勝。4強が1度、8強が2度ある。

 ◆町田 公二郎(まちだ・こうじろう)1969年(昭44)12月11日、高知県生まれの45歳。明徳義塾では3年春にセンバツ出場。専大では東都大学歴代4位タイの通算15本塁打。91年ドラフト1位で広島に入団した。04年オフに阪神に移籍し、06年に現役引退。代打本塁打20本はセ・リーグ記録。通算成績は955試合で打率.251、85本塁打、272打点、18盗塁。07~12年には阪神、広島で打撃コーチなどを務めた。

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