浦和学院の左腕・江口 157球完封!6四球も貫禄10K

[ 2015年7月21日 05:30 ]

南稜を4安打で完封した浦和学院・江口

第97回全国高校野球選手権埼玉大会4回戦 浦和学院2―0南稜

(7月20日 県営大宮)
 完封まであと1人から四球の走者を出すと、江口は靴ひもを結び直して呼吸を整えた。センバツ4強の浦和学院はエース左腕が157球を投げ抜き、今大会初完投となる4安打完封。「相手がいい投手なので(江口の)完投も覚悟していた」という森士(おさむ)監督は「打線は取れるところで集中力が足りない。それでも江口が粘り強く投げてくれた」と称えた。

 本人が「投げ急いでしまった」と振り返るように制球がやや乱れ、6四球と毎回のように走者を出した。それでも要所を抑え、貫禄の10奪三振。打っても2安打で、全2得点のホームを踏んだ。これで現チームは昨秋から埼玉、関東の公式戦で負けなしの23連勝。しかし、まだ通過点。江口は「まだまだです」と言葉少なにバスに乗り込んだ。

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2015年7月21日のニュース