阪神・久保田がブログで引退報告「１２年間ありがとうございました」

今季限りで引退する阪神・久保田

　阪神の久保田智之投手（３３）が３日、自身のブログを更新、引退の報告を行った。

　「ご報告」のタイトルで更新され、「いつも応援してくださる皆さんへ」の書き出しで、引退することを報告。理由については「手術をした右肘の状態が良くならず、自分の思うピッチングが出来なくなったこと」としている。

　これまでの活躍は声援があったからこそで「たくさんの声援の中でプレーすることが出来、幸せでした。ファンの皆さん、タイガース関係者の皆さん、１２年間、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを表した。

　最後にチームのＣＳ、日本シリーズに向けての応援を願って締めくくった。

　同投手は０５年はジェフ・ウィリアムス（現駐米スカウト）、藤川球児（現カブス）と最強の救援陣を形成し、名前の頭文字をとって「ＪＦＫ」と呼ばれた。守護神として最後９回を任されて、リーグ優勝に貢献。胴上げ投手となった。０７年にはプロ野球記録となるシーズン最多の９０試合に登板。防御率も１・７５で、日本タイ記録の４６ホールド（当時）、日本新の５５ホールドポイント（同）をマーク。同年から２年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得した。