若菜嘉晴が占うパCS ソフト、先行逃げ切りへ初戦先発がカギ

[ 2014年10月3日 08:25 ]

<ソ・オ>ソフトバンク劇的V!胴上げされる秋山監督

 【若菜嘉晴が占うCS】

 ソフトバンクは、CSファイナルSで「先行逃げ切り」の勝ちパターンに持ち込むことが重要だ。鍵を握るのは先発陣。摂津、中田、スタンリッジの「2桁勝利トリオ」が軸になるが、誰が行くにしろ1戦目で流れをつくり、負けが込んだシーズン終盤の悪いイメージを拭い去りたい。

 相手はオリックスか日本ハムだが、3位・日本ハムが上がってきた方が厄介だ。直近の3連戦はいずれも1勝2敗と負け越している。1番から西川、中島、陽岱鋼(ヨウダイカン)と続く俊足トリオは脅威で、6試合で計9盗塁を許した。バッテリーで機動力を封じ、サファテや五十嵐ら安定した救援陣で逃げ切りを図りたい。

 一方、分厚い救援陣を擁するオリックスが相手となれば、いかに相手先発を叩くかが大事になる。シーズン終盤のもたつきは、打線が湿ったことが響いた。セーフティースクイズやバスターといった奇襲に出たこともあったが、確実な送りバントなど正攻法に立ち返るべきだ。短期決戦では一つの失敗が、命取りになりかねない。

 1勝のアドバンテージがあり、舞台は今季貯金を22つくったヤフオクドームと有利な条件は整っている。9月の戦いでは守備や走塁のミスが頻発したが、選手が失敗を恐れて硬くならないことも重要になる。(スポニチ本紙評論家)

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2014年10月3日のニュース