和田 3日がかり正真正銘3勝 また降雨遅れ計43時間38分

[ 2014年8月23日 05:30 ]

<カブス・ジャイアンツ>3勝目を挙げ、笑顔で引き揚げるカブス・和田

ナ・リーグ カブス2―1ジャイアンツ

(8月21日 シカゴ)
 カブスの和田毅投手(33)が3日がかりで白星をつかんだ。

 カ軍は21日、サスペンデッドゲームとなった19日開始のジャイアンツ戦を2―1でものにし、先発していた和田が3勝目。同僚から祝福を受けた左腕は「投げた日から気持ちは切り替わっていたから、変な感じで見ていた。勝って良かった」と笑った。

 5回を無失点に抑えたところで雨が激しくなり、4時間半以上も中断してからコールドゲームが宣告されて一時は初完封を記録。ところが、翌20日にジ軍がカ軍のグラウンド管理の不備を訴え、大リーグ機構が再開を指示したため、プレーボールから2日後のこの日、カ軍が2―0とリードした5回裏から再開された。

 仕切り直しの一戦も雨で1時間57分遅れ、「試合開始」の5回裏、和田は先頭で代打を送られ「降板」。カ軍は3投手の継投でリードを守り、和田は19日の試合開始から、実に43時間38分かけて勝った。試合前には24日(日本時間25日)の古巣オリオールズ戦に向け、ブルペンで46球の投球練習。勝利が確定してから3日後となる次回登板への意気込みを問われ「中2日なので頑張ります」とジョークで返した。

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2014年8月23日のニュース