39歳由伸 亡き父にささげる一発「いい供養になった」

[ 2014年8月23日 21:09 ]

<巨・中>6回無死、中越えソロ本塁打を放つ高橋由

セ・リーグ 巨人4―1中日

(8月23日 東京D)
 巨人の高橋由が18日に心不全のため死去した父・重衛氏(享年75)にささげる一発を放った。

 2点リードの6回、先頭で中日・山井からバックスクリーン右へ6号ソロ。試合後のお立ち台では「いい追加点になった。(父の死で)寂しい部分はあったが、普段通りできた。いい供養になった」

 前日の22日は葬儀・告別式に参列後、試合中に球場に駆け付け延長10回に代打で右翼線二塁打を放ち、この日は「5番・左翼」でスタメンに名を連ねた。17年目、39歳のベテランは「まだまだ現役で頑張ります。1日でも1試合でも多くやりたい」。そう天国の父にささげた。

 重衛氏は、高橋由が千葉・生浜東小時代に通ったバッティングセンターまで車で送迎。約3メートルの竹で素振りを行うことを勧めたことでも知られ、プロ野球選手となる礎を築いた。高橋由が神奈川・桐蔭学園、慶大と歩んだ7年間は、頻繁に球場を訪れ、スタンドから見守っていた。

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