広島 会沢 2盗塁刺に決勝弾!ふらふら投手陣を攻守で支えた

[ 2014年8月23日 22:18 ]

<広・神>1回無死一塁、上本の盗塁を阻止する会沢(右)

セ・リーグ 広島2―1阪神

(8月23日 マツダ)
 先頭打者を出す、無駄な四球を与える。どちらも投手にとって“厳禁事項”だが、広島投手陣が先頭打者の出塁を許したのは5回。与えた四球は8個。数字だけ見れば大量失点をしていてもおかしくない投球内容だった投手陣を、捕手が攻守で盛り立てた。

 先発の大瀬良が先頭打者の上本に右前打を浴びいきなり出塁を許すが、上本の二盗を捕手・会沢が阻止。3人目の中田が登板した6回にも先頭の大和に安打を許したが、再び会沢が盗塁を刺し、流れが傾きかけたところで好守を見せた。

 8回までに5人の投手をリードし無失点でしのいできた会沢は8回、好投を続けていた能見の初球をフルスイングし左中間スタンドへ。「能見さんはすごい良いピッチングをされていて、1球しかとらえることがないと思って、しっかりその1球をとらえることができました」と好球必打に胸を張った。

 7月下旬からレギュラーをつかむと、“恐怖の8番打者”として打率・330超で本塁打もこの日の一発で9本目となった。「ホームラン数は気にしない」と話したものの「僕が出たときは必ず勝つという気持ちでマスクをかぶっています」とお立ち台で負けん気の強さをむき出しにした。

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