健大高崎 痛かった守備妨害…平山93年ぶり大会個人タイ8盗塁も

[ 2014年8月23日 05:30 ]

<高崎健康福祉大高崎・大阪桐蔭>4回2死一、三塁、一塁走者がスタートを切り、捕手・横井が二塁に送球。高崎健康福祉大高崎の打者・横溝が守備妨害をとられる

第96回全国高校野球選手権準々決勝 高崎健康福祉大高崎2―5大阪桐蔭

(8月22日 甲子園)
 12年のセンバツ準決勝で敗れた雪辱は果たせなかったが、高崎健康福祉大高崎は「機動破壊」の衝撃を聖地に残した。

 1番・平山は3盗塁。今大会8個とし、1921年(大10)に京都一商(現西京)・原田安次郎がマークした個人1大会最多記録に93年ぶりに並んだ。「チームが勝てなくて残念。ただ、これだけ走ったので自分たちの野球はできた。自信になった」と真っ赤な目でうなずいた。

 大会記録にあと3と迫る4戦26盗塁。この日も4盗塁をマークした。ただ、同点に追いついた4回に、なおも2死一、三塁から重盗を試みたが、打者・横溝が捕手の送球を妨げたとして、守備妨害で得点が認められなかったのが響いた。

 青柳博文監督は「走塁は日本一。どこにも負けていない」と選手を称えた。走るたびに球場が沸き上がる情景は、この先もずっと色あせない。

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