敦賀気比・東監督、17年ぶりの初戦突破に「たのもしかった」

[ 2014年8月11日 15:44 ]

<坂出商・敦賀気比>初回、2点本塁打を放ち喜ぶ敦賀気比・峯(左)

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 敦賀気比16―0坂出商

(8月11日 甲子園)
 毎回の21安打、16得点で快勝した敦賀気比の東哲平監督は「本当にいいゲームをしてくれた。たのもしかった。集中して最後までやってくれた」とナインを称えた。

 福井大会では5試合のチーム打率・438と、大会記録をマークし大舞台へと乗り込んできた。その猛打が初戦の初回から爆発。犠飛で先制点を奪うと、5番・峯が今大会1号となる左中間2ランを放つなど、9人攻撃でいきなり4点を挙げた。

 「初回で先制パンチできたのは良かった。あまり細かい指示はしていない。思い切り自分たちのスイングをしてこいと」と東監督。その言葉通り、ナインは最後まで気を緩めることなく安打と得点を積み重ねた。

 3安打完封と期待に応えた2年生エースの平沼についても「よく投げてくれた。ボールはちょっと高かったが球威はあった。打たせて取ることができるようになった」とその成長に目を細めた。

 投打が完璧にからみあっての快勝発進。敦賀気比が夏の初戦を突破したのは実に17年ぶり。東監督が3年時、現在はプロ野球の広島で活躍する東出らとともに出場し8強入りした97年大会以来となった。

 2回戦ではセンバツ王者の龍谷大平安(京都)を破った春日部共栄(埼玉)と対戦する。東監督は「相手は関係なく、自分たちの野球をすることが大事」と表情を引き締めた。

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