楽天・星野監督の後継候補にジョーンズ「米に戻らない覚悟」

[ 2014年1月5日 08:00 ]

日本シリーズ練習中に談笑する楽天・星野監督(左)とジョーンズ=13年10月29日

 ポスト星野はAJだ。楽天・星野仙一監督(66)の後継者としてアンドリュー・ジョーンズ外野手(36)が次期監督候補に挙がっていることが4日、分かった。ジョーンズはメジャー通算434本塁打を誇る超大物助っ人。来日1年目の昨季は不動の4番として、球団初の日本一に貢献した。球団はメジャーや昨季の実績に加え、野球に取り組む姿勢を高く評価。将来的に指導者として期待している。

 複数の関係者によると、楽天のフロント陣は将来的なビジョンとして、ジョーンズに監督を任せる意向を持っている。日米での実績に加え、野球に取り組む姿勢などでチームに好影響を与えたことを高く評価。中日、阪神時代を含め、今季で通算17年目となる監督歴を誇る星野監督も「ジョーンズなら、(監督を)できる」と後継者として太鼓判を押した。

 ジョーンズは来日した外国人で史上最多のメジャー通算434本塁打を引っ提げて来日。1年目の昨季、不動の4番として26本塁打、チームトップの94打点で楽天を球団創設9年目で初の日本一に導いた。ブレーブス時代は96年から10年連続で地区優勝を経験。「彼らに勝利の哲学のようなものを伝えたい。そのために努力している」という。その経験を楽天ナインに伝え、4番としてだけではなく、精神的支柱としてチームを引っ張った。岡島、島内ら若手野手に助言し、打撃面での成長にもひと役買った。

 今季の契約更新も確実。不動の4番として日本一連覇を目指す。その上で「日本に来ると決めた時からアメリカには戻らない覚悟だった」と日本球界に骨をうずめるつもりだ。球団側の意向はジョーンズの耳にも入っており、引退後についてチームメートに「いつか楽天で監督をやってみたい」と漏らしている。

 「言葉の壁」も支障はない。親会社の楽天本社では社内で英語を公用語としており、球団でも職員のミーティングでは一部、英語を使用している。さらに外国人監督は星野監督の前任であるマーティー・ブラウン氏が10年に指揮を執った。球団はメジャー復帰したマギーに代わる新外国人としてメジャー通算150本塁打を誇る大物のユーキリスも獲得。国際的な球団になるためのチームづくりは着々と進んでいる。

 星野監督は今季が4年目。今オフに新たに複数年契約を結び、日本一連覇に向けて常勝軍団を築こうとしている。ただ、あと何年指揮を執るかは本人の意思に委ねられている。球団の象徴だったエース田中は、新ポスティング・システムでメジャーに挑戦する。新しい楽天に生まれ変わろうとする中で、近未来の「ジョーンズ監督」は大きな目玉となりそうだ。

 ◆アンドリュー・ジョーンズ 1977年4月23日、オランダ領キュラソー島生まれの36歳。93年にブレーブスと契約。96年に19歳でメジャー初昇格。同年に出場したワールドシリーズでは、第1戦で本塁打を放ち、ミッキー・マントル(ヤンキース)が持っていた同シリーズの最年少本塁打記録を更新。98年からは10年連続20本塁打&ゴールドグラブ賞という偉業を成し遂げた。05年には51本塁打、128打点で2冠王。メジャー通算成績は2196試合で打率.254、434本塁打、1289打点。1メートル85、102キロ。右投げ右打ち。

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