不良だった広島ドラ2九里 故郷の母に更生した姿見せる

[ 2014年1月5日 05:30 ]

広島のルーキー・九里亜蓮は早々と捕手を座らせマウンドから力強く投球する

 立ち直った僕を見て――。広島のドラフト2位・九里(亜大)が、大阪府八尾市の久宝寺緑地野球場で自主トレを公開し、5月13、14日に生まれ故郷の鳥取県米子市で開催される阪神戦での登板を1年目の目標に掲げた。

 「米子におばあちゃんがいる。そこで投げたい。おばあちゃんがいなかったら野球を続けていなかったから」。九里は米国人の父親を持つハーフ。大柄な体格も目立ち、中学進学後に不良グループに目を付けられ、一時的に生活が荒れた時期もあった。更生した後も元仲間から嫌がらせを受けたことも一度や二度ではない。そんな中学時代に励まし支えてくれた祖母・淳子さんが現在も米子市に在住。恩返しの凱旋登板を誓った。

 初めてプロ野球に触れた場所も米子だ。公式戦開催の折にボールボーイなどスタッフで参加。荷物運びを務めた時には持ち主の山崎武司氏(当時中日)から打撃用手袋を贈られたこともあったという。「実力が伴っていないと(米子で)投げられない。1年目から2桁を勝ち、毎年続けられるような投手になりたい」。ルーキーイヤーに米子で試合が組まれたのも、九里にとって運命だ。

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