来季FA権取得の本多 “残留”3年契約「来季はみとけよ」

[ 2013年12月27日 05:30 ]

現状維持で契約更改し引き揚げる本多

 ソフトバンクの本多雄一内野手(29)が26日、ヤクオクドームで契約更改交渉に臨み、年俸固定制の3年契約を結んだ。来季以降の年俸は現状維持の1億8000万円。来季中に取得予定のフリーエージェント(FA)権を行使しない意向の本多と、将来の幹部候補生として期待する球団の思惑が一致した形だ。

 球団から提示されたプランのなかで、本多が選んだのは「フラット3」だった。3年固定制。年俸は今季の1億8000万円から現状維持、出来高払いはつけなかった。

 「この日が来るまでギリギリまで悩みました。3年の複数年はありがたいと思い、必要とされていると感じた。その一方で“来季はみとけよ”とも思った。それがハンコを押した理由です」

 今季は慢性的な首痛に加え、腰痛も発症し満足のいく活躍はできなかった。出場120試合、うち先発は105試合で打率・293、22盗塁。30分の交渉では両者のさまざまな思惑が交錯した。順調なら来季中に国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たすため、球団は引き留めたい意向を持っている。石渡2軍監督(前育成・編成部長)は「今年の成績なら査定はダウンだが、来季FAという絡みもあったから」と打ち明け、将来の幹部候補生としての含みも持たせた。

 一方、本多は現状維持の評価には不満を感じつつ、そもそも移籍の気持ちはなかったという。

 「ルーキーのときから福岡でずっとお世話になってきた。将来もホークスでずっとやれるのが一番と思っている」

 契約がまとまれば、もう前を向くだけだ。円熟の域に入るプロ9年目の来季へ向け、細マッチョへ肉体改造。1月6日からの自主トレも細川らとともに、初めてグアムで行う。

 会見の席では「11年のように144試合フルイニング出場」というフレーズを重ねて口にした。さらに「1番、もしくは2番を打って、60盗塁して盗塁王、ゴールデングラブ賞のタイトルを目指す。グラウンドで躍動して本多雄一という人間をもっと見せたい」と意欲満々だった。

 変動制が主流となるなかでの固定制。「頑張るだけですよ」。どちらにプラスと出るかは神のみぞ知るだが本多の活躍なしでリーグ制覇、日本一はありえない。

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