高橋周「今年に入って一番の手応え」期待の大砲候補が満塁弾

[ 2013年8月1日 22:20 ]

<神・中>6回1死満塁、高木監督は逆転満塁弾の高橋周を出迎える

セ・リーグ 中日6―4阪神

(8月1日 甲子園)
 2―3で迎えた6回1死満塁、「7番・三塁」今季初先発の中日・高橋周が阪神の4番手・加藤の137キロ直球を思い切り振り抜いた。バックスクリーンに飛び込む逆転の満塁弾だ。

 今季1号、プロ2年目で初の満塁本塁打。高校時代には踏むことが出来なかった甲子園のグラウンドで、雄叫びを上げた。「初めてチームに貢献できたのでうれしいです。とにかく、ゲッツーだけは打たないように、強く打とうと思った。今年に入って一番の手応えだったかなと思います」と堂々と語りながらも、「入るとは思わなかったので、うれしかったです」と初々しさも見せた。

 東海大甲府時代には、高校通算71本塁打を誇る左の強打者。昨季は2軍で本塁打王に輝くなど、左の中軸に期待された。今季は代打起用が多かったが、ルナが左膝痛で離脱して手にしたチャンスに、初戦から3安打5打点と応えてみせた。それでも「きょうが、まぐれだったとならないように、チャンスをもらったら頑張りたい」と力強く語っていた。高木監督も「エラーをしてもいいからまず出すようにしたい」と当面のレギュラーを保証した。

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