青木 圧巻二盗&三盗!「悪い癖」修正 球宴後は成功率10割

[ 2013年8月1日 06:00 ]

<ブルワーズ・カブス>第1試合の7回、三盗を決めるブルワーズ・青木

ナ・リーグ(第1試合) ブルワーズ6―5カブス

(7月30日 シカゴ)
 足でも「イチ流」の輝きだ。ブルワーズの青木宣親外野手(31)が30日(日本時間31日)、カブスとのダブルヘッダー第1試合で7回に12打席ぶりとなる左前打をマーク。圧巻はその後の走塁だ。

 「(投手の)モーションが大きいというのは知っていたので、積極的にいければと思った」。3度のけん制球をかいくぐり、次打者セグラの2球目に二盗、3球目に三盗を決め、4球目の左越え二塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。

 昨季30盗塁。今季は16盗塁となり、球宴明けは6度試みて成功率10割を誇る。前半戦は20度試みて10度失敗。「悪い癖が出ていた。自分の中で気付いたところがあり、そこが改善されたことで成功率が上がった」。前半戦は塁間を結ぶ直線上より後方でリードを取っていたが、距離のロスが出るためベースの真横から取るように修正。体重のかけ方にも気を配り、本来の走塁を取り戻した。

 7月末の移籍期限が迫る中、ダグ・メルビンGMは米メディアに「青木はチームにとって必要な存在」とトレードによる放出を否定。足元の固まった青木が、日本人ではイチロー以来となる2年連続30盗塁へ突き進む。

続きを表示

2013年8月1日のニュース