栗山監督 「憧れ」のトロフィーのひもに戦闘モード突入

[ 2012年10月4日 06:00 ]

<日・ソ>手を振って場内一周する日本ハム・栗山監督(中央)と選手たち

パ・リーグ 日本ハム1-10ソフトバンク

(10月3日 札幌D)
 5色のテープが滝のように舞い、札幌ドームを大歓声が包む。歓喜の胴上げから一夜明け、「正夢」の第2幕は試合後の優勝セレモニー。加藤良三コミッショナーからペナントを授与され、ナインと場内1周する栗山監督は決意を新たにした。

 「優勝したんだ、という実感はない。ただ、トロフィーの(台車を引っ張る)ひもは日本シリーズのイメージがあって、子供の頃に憧れた。あれを見てシリーズに行けるようにしたい、と」。稲葉が引っ張るトロフィーの太いひも。それが栗山監督の頭の中をポストシーズンモードへ変えた。

 前夜はテレビ出演を終え、深夜1時ごろに選手の祝勝会に合流。その席でこの日の若手オーダーを発表して盛り上がった。しかし、その打線はCSで対戦する可能性があるソフトバンク・武田に抑え込まれて、中継ぎ陣も10失点。「この負け(のイメージ)は捨てないと駄目。日々新たなり、です」と前を見据えた。

 ▼加藤良三コミッショナー 日本ハムはチームの基礎をしっかりつくる球団。それが花開いたと思います。栗山監督には、就任1年目でのリーグチャンピオンは立派。さらなる前進を続けてくださいと話しました。

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2012年10月4日のニュース