不振の村田に原監督が密室指導「ちょっとしたことだから」

[ 2012年10月4日 06:00 ]

原監督(後方)が見守る中、打撃練習する巨人・村田

 巨人・原監督が、川崎市ジャイアンツ球場の室内練習場で、自己ワーストの31打席連続無安打と不振に陥っている村田に対し、報道陣をシャットアウトし、約30分の密室指導を行った。

 「ちょっとしたことだから。何かつかんでくれたらね」。指揮官は指導内容については明かさなかったが、ヒントは直後の屋外でのフリー打撃で見えた。

 原監督は村田のスイングに合わせて「いち、にー」と幾度もリズムを取った。「一度、手を引いて、力みからか、また(グリップを)引いていたのかもしれない。2段スイングになっていたのかもしれない」と村田。もともと頭の捕手側にバットを構えていたが、この日は顔の前にグリップを構えてから早めにテークバックの形に入るフォームに修正した。

 ポストシーズンに向けて、チームの課題の一つが好調の阿部の後ろを打つ5番。9月21日のリーグ優勝決定後は亀井、大田らもテスト起用しているが、確固たる5番打者が不在の状態が続いている。練習後「いい打球が打てていた」と話した村田に、原監督は「その言葉を試合後に聞きたいね」とニヤリと笑った。

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2012年10月4日のニュース