十亀　プロ初先発で無傷の６連勝「野手の方に助けてもらった」

＜楽・西＞初先発で無傷の６勝目を挙げた西武・十亀

パ・リーグ 西武４－２楽天

（10月3日 Ｋスタ宮城）
　西武ドラフト１位右腕・十亀がプロ初先発で無傷の６連勝を飾った。３併殺や味方の好守備に助けられ６回まで無失点。７回無死二、三塁のピンチで降板し２失点となったが「初めてにしてはいい方かな。野手の方に助けてもらった」と笑みがこぼれた。

　ここまでの４０試合は全て救援での登板だった。１０連戦の９戦目で先発が足りなくなり、巡ってきたチャンス。無四球の好投に「ファウルを打たせてカウントを良くするのが自分のペース。四球を出す気がしなかった」と納得の７９球だった。

　≪１９年ぶり史上１０人目≫今季初先発のルーキー十亀（西）が開幕から６連勝。新人の無傷の最多連勝記録は６６年堀内（巨）の１３連勝だが、６連勝以上は９３年に同じ西武の杉山が６連勝して以来１９年ぶり史上１０人目。チームでは５６年稲尾（当時西鉄）の８連勝を加え十亀は３人目になる。もっとも新人の開幕６連勝以上で先発勝利が１勝は５５年円子（南海＝７連勝）と並び最少だ。